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スピーカーシステム「AV-SP520T」
”アトモス用”と侮る勿れハリのあるフレッシュサウンドの2ウェイ
天井や壁付けのTOPスピーカー・サラウンドスピーカーとして角度が変えられるモデルになりますと、
すぐ思いつくのはエッグシェルのフルレンジスピーカーECLIPSEのTDシリーズなどがありますが、
角形のスタンダードなフォルムのものは意外とありません。
そこに登場したのがAV-SP520Tです。

さっそく聴いてみましょう。


>マルチチャンネル構築に好適のサテライトスピーカー 

[特徴]

●製品のポイント

・角度が変えられるブラケットスピーカー
・埋め込みできない場合のTOPスピーカー・サラウンドスピーカーに
・天井付けや壁付けだけでなく、サテライトスピーカーとしても
・2ウェイ同軸の“点音源”ならではの音質
・インテリアに合わせて選べる2色(ホワイト・ブラック)展開

●使ってみたら凄かった

・方向感明確な“点音源”の良さ
・クリアーでスピード感あるメリハリサウンド
・高拡散・ワイドサービスエリア
・軽量かつ奇をてらわぬ折り目正しいマットなデザイン
・単体でテレビサイドやBGM、店舗用にも

●こんな人には別モデルの方がいいかも

・重厚感ある低音が欲しい
 →重量感のある木製エンクロージャーモデルへ

・落ち着いたゆったりした音場
 →ペーパーコーンのユニットモデルへ

・床置きで使いたい
 →スタンドにつけてつかえるサテライトモデルへ


>「ないなら創れ」現場の声から生まれたオリジナルスピーカー

弊社はホームシアターのプランニングからユーザー様宅に合わせた施工までを行う
カスタムインストールをウリにしてきました。
その担い手である「カスタムインストーラー」は、
実際の住宅インテリアに違和感なく溶け込むようなAV(オーディオ&ビジュアル)機器の配置を行っていきます。

なかでもプロジェクターと並び気を遣うのは、
天井や壁に取り付けるスピーカーの取り付け。
あまりAV機器としての個性を主張せず、
かといって店舗設備のように無機質にもならないものが求められることも多いのです。

この点、かつてはLINNのCLASSIK UNIKという使い勝手に優れたブラケットスピーカーが重宝されていました。
しかし2019年にこれが廃番となり現場のインストーラーから、
代わりとなる製品がないとの声が上がりました。
Classik Unik(生産完了)


「それなら作ってしまえ!」という経緯を辿り開発された2ウェイスピーカーがこのAV-SP520Tです。
つまりこの製品のポイントはLINN CLASSIK UNIKの置き換えとしての性能を有しているかどうかにあります。

本機には専用のブラケットが付属しており、
天井や壁に付けたり壁掛けも可能。
±45度の範囲で角度も付けられます。
エンクロージャー本体は、
サイズW198×H232×D140mm、重さ1.9kgと、UNIK(W235×H228×D103mm、2.9kg)とほぼ同サイズで
重さはUNIKより軽く取り付ける天井や壁への負担を抑えています。





ユニットは同軸2ウェイ構成。
クロスオーバー周波数は一般的な2kHzで接続端子はシングルワイアリング。
バスレフポートもリア側に付いています。





>ブラケットを外してブックシェルフとして

さっそく音を聴こうと開梱。
どこに取り付けようかと思案しながら取扱説明書を読んでいたら、
ブラケットを外しその部分をカバーリングすることでブックシェルフスピーカーになることが判明。
さっそく試してみます。



ブラケットとスペーサーを外し付属のカバープレートを付ける
ステレオスピーカーとしてプリメインアンプに接続しテレビ放送を視聴します。

樹脂エンクロージャーにありがちな高域の籠もりや低域の箱鳴り感がなくて好印象。
パンチングパネルのグリルを外して聴くとやや華やかな印象なのは、
グリルで多少高域が減衰することを見越しているのかも知れません。
なお、ツィーター部分だけ向きを変えることはできません。

またなにより印象深いのはスピーカーの軸上を外れてもさほど音調が変わらないこと。
点音源の同軸スピーカーの良さもあるでしょうし音が拡散しサービスエリアが広く感じられます。
サラウンドやTOPスピーカーとしての素性の良さが感じられます。

インピーダンスは4Ωですが実際に繋いでみると特段鳴らしにくくもありません。
たとえばスイスのピエガのスピーカーなどは4Ωですがとくに扱いにくい印象はありませんよね。

PIEGA [ピエガ] スピーカー

周波数特性はスペック上150Hzから20kHz。
周波数特性のグラフを見てもフラットな特性になっています。
実際に聴いてみてもサイズからして重低音はもともと望めませんが、
誇張感がなくスピード感ある印象。
背面のバスレフポートは低音を積極的に出すためというより
内圧を外に逃がすための空気穴と理解するのがいいのでしょう。




>天井付け、壁付けのエフェクトスピーカーとして

続いて、ドルビーアトモスのTOPスピーカーとして使ってみます。

UHD BD『ルマン66』ではTOPチャンネルは飛行機の音や、
レーシングカーを運転するケンの主観場面など、
限られたシーンですが極端な鋭い音が収録されておりとても効果的です。
車体がガタガタ軋み風を切り他車がクラッシュする音、
フロントガラスや屋根に雨粒が当たる音が冷徹でリアルです。

『宇宙戦争』のようなほぼ全編に亘る不穏な不協和音と“ヤツ”からの攻撃もこなしてくれます。
穴蔵に逃げ込んだ一団に雷のような攻撃を仕掛けてくる場面もボトミングを起こすことなく乗り切りました。

AVアンプと組み合わせ、スピーカー設定を「スモール」設定にして5本使い、
サブウーファーと組み合わせればおあつらえ向きのサラウンドを組めそうです。
ECLIPSE TDシリーズのようにポールのスタンドがオプションであってもいいと思いました。



また、ほぼ真四角のコンパクトサイズなので、
スクリーンの上または下にフロントチャンネルとして並べて使ったり、
埋め込みスピーカーを設置できない吹き抜けに壁掛けしたり造作家具に収納したり、
工夫次第でいろいろ活用できそう。





多くのAVアンプにはフロントスピーカーがスクリーンより上に設置されている場合に、
聴感上の音場を画面の位置まで下げるモードが付いています。
SONYであれば「インシーリングスピーカーモード」
これを有効活用するのもいいでしょう。


>AV機器の“無印良品”

スピード感がありながら極端な解像度志向でもないサウンドなので、
TOPスピーカーやサラウンドスピーカーとしてのみならず、
ダイニングやカフェといった空間でゆったりとBGMを楽しむ…といったシーンが思い浮かびます。
マットで端正なデザイン、ハイスピードで現代のサウンドにも馴染みやすい本製品は、
インテリアにも目配りするオーナーの気持ちに応えてくれるあたかも“無印良品”といえる一品です。

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¥45,500 税込
商品コード: AVSP520TB
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