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色褪せない永遠の名門。B&W CMシリーズを振り返る


皆様こんにちは!AVAC中古WEBショップ小宮です。

ノーチラスや800シリーズなどハイエンドシリーズに名機の多いB&Wですが、B&Wのサウンドを多くの人に普及させたのはCMシリーズと言って間違いないでしょう。

 かくいう私も当時の師匠的な先輩から「CMシリーズは鳴らしにくいスピーカーだから色々なアンプを聞き比べて、スピーカーをドライブするとはどういう事か勉強してみなさい。」
と言われとっかえひっかえ聞き比べ、CMシリーズのポテンシャルを探求したものです。

 
CMシリーズの特徴として、価格に見合わない美しい仕上げキャビネットに、シャープに伸びるアルミツィーター、ケブラーコーンと分厚い磁石で形成されたウーファーユニット。

ここから導き出されるのはトルクの無いアンプでは低域に実在感が無く、高域ばかりが目立つ分かりやすいダメな音。

逆に力のあるアンプ(ハイエンドやDクラスなど)で再生するとサイズを超えた低域再生能力と、負けない高域表現で、クラスを超越したサウンドになるのです。

ここからは歴代CMシリーズ(アルミツィーターモデル)をいくつかのモデルと共にご紹介致しましょう。
まず無印CMシリーズ。ここから伝統が始まったと言っても良いでしょう。

発売は2006年。なんとここから8年もの間モデルを追加しながら生産が続けられました。

 

初期のモデルは何とイギリス国内生産!本場のモノづくり、音を聞いてみたいと初期ロットのモデルを探す方もいらっしゃいますね。

モデルとしては『CM1』『CM5』『CM7』『CM8』『CM9』『CM10』のラインナップ。

現行シリーズにはない『CM7』という背は低くワイドが広いモデルもありました。

ユニット構成もツィーター、ミッド、ウーファーそれぞれ1基ずつとシンプルで現行の多ウーファーモデルと比べ、高域から低域までバランスの取れた名機です。
そして2014年、2世代目。『CMS2』シリーズに世代交代。

弱点であったガードの無いツィーターにカバーが搭載され、キャビネットの振動の影響を減らす為、「フローティング方式」の組付け方式のツィーターに変更。ウーファーもボルトがむき出しだった前作からシルエットがスマートになりました。
また、ネットワークに関わる部材も改善し中身も外見も大きくブラッシュアップされました。
ラインナップとしては『CM1S2』『CM5S2』『CM6S2』『CM8S2』『CM9S2』『CM10S2』。

この世代でブックシェルフ界の名機『CM6S2』が誕生。

805シリーズの弟分と言わずとも分かるようなユニット構成ながら、CMシリーズらしいパワーを入れた際の、粗削りながらも明るい鳴りっぷりの良さは非常に魅力的です。
私個人的には低域の重厚な量感は現行700シリーズとは違う個性と魅力があると感じています。
如何でしたでしょうか。

CMシリーズからバトンを受け継いだ正当後継である現行700シリーズもS3が発売され2世代目となり、CMシリーズの中古相場も少しずつ値下がりして来ました。

現行には無いお買い得価格と色褪せないサウンドを是非一度ご賞味下さい。

AVAC中古WEBショップでのお買い上げを心からお待ちしております。