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フォノイコライザーと昇圧トランス 何が違う?
ようこそアナログレコードの世界へ。

アナログレコードを本格的に始める登竜門の1つ。今回はフォノイコライザーと昇圧トランスの違いについて解説したいと思います。
■フォノイコライザーと昇圧トランス。どちらも音を増幅するのが役目!
レコードプレイヤーの音声出力の強さをご存じでしょうか。
一般的なCDプレイヤーなどのRCA再生機の数百分の1程度しか単体では出力出来ません。
その為カートリッジに関わらず出力を増幅する装置が必要となります。


■なんにせよフォノイコライザーは必要!
フォノイコライザーの役目は2つあります。

1.レコードに記録された溝から拾った音の出力を増幅する。
2.レコードに記録された音の復元

前述の通り、小さすぎるレコードの音声信号を増幅する事もフォノイコライザーの役割ですが、それ以外にもフォノイコライザーには大事な役割があります。

レコードは音の溝を削るカッティングの際、音源そのままのカッティングを行うと低域の溝が大きく深すぎる為、高域の形はそのままに、音をひっくり返したように小さい形で溝を掘ります。これを『RIAAカーブ』と言い世界共通の規格となっています。
この言わば変換した音を元に戻す役割もフォノイコライザーの役目となります。

このようにレコードを視聴する際に必須機能である事からエントリークラスのレコードプレイヤー、各メインアンプなどに標準でフォノイコライザーは搭載されている訳ですね。
■昇圧トランスはMCカートリッジを使用する時のみに登場する!
DL-103やAT33などアナログレコードシステムのビルドアップには無くてはならないMCカートリッジ。
MMカートリッジに比べ音質向上が体感しやすいのですが、MCカートリッジは出力が低く、MM型の1/10程度しかありません。

理由はカートリッジ内のコイル巻数が少ない為。その分カートリッジでの原音増幅精度は高くMMカートリッジを圧倒します。
その原音増幅精度を維持しながらその低い出力を増幅する為に昇圧トランスを用いる事になるのです。

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■単体フォノイコライザーは昇圧トランスを兼任出来る場合が多い!
フォノイコライザーは多くのプリメインアンプに搭載されています。しかしながら筐体内に詰め込む為に余裕のあるコイル、トランスは配置出来ません。その為その多くはMMカートリッジのみの対応となっています。

単体フォノイコライザーは専用筐体を生かしてMCカートリッジも増幅出来るトランスを搭載する事でMM/MC両対応の製品が大半となっています。商品説明と共に本体にMM/MCの切換スイッチがあるか確認しましょう。



■昇圧トランス追加か、MM/MC両対応フォノイコライザーか
以上のようにMCカートリッジを使用する場合、昇圧トランスを追加するか、フォノイコライザーを追加するかを選ぶ事になります。
特にプリメインアンプのようにMMカートリッジのみ対応の場合は尚更判断が必要です。

私の知見、経験からは、まずはハイクオリティなフォノイコライザーから初めて頂く事をオススメします。
電源が分かれる事により余裕のある増幅を行いますし、MC/MM関わらず通らざるを得ないフォノイコライザーは良質であるべきです。

そのうえでカートリッジの買替などでより昇圧が必要であったりクオリティを向上させたい場合は昇圧トランスを追加導入すれば良いでしょう。
如何でしたでしょうか。
近年はプリメインアンプだけでなくAVアンプもフォノイコライザー搭載モデルが多くなりました。
そのオーディオシステムに最適な増幅方法を探求するのもアナログレコードの楽しみの一つです。
アナログ製品のご購入はAVACで!お待ちしております!!

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