
最近、テレビと組み合わせようという謳い文句で注目を浴びているのが、
アクティブスピーカーです。
普通のスピーカーとどう違うのか、
またメリットデメリットについて解説していきます。
>そもそも「アクティブ」って?
アクティブスピーカーとはどんなスピーカーのことでしょうか?
反対語は、パッシブスピーカー。
ますますわからないですよね。
電流を流して磁石とコイルの反発力で円錐型(コーンタイプ)の板を振動させることで
空気の波(音波)を発生するスピーカーユニットと、
それを固定する箱形のキャビネット(エンクロージャー)で構成される
従来型のスピーカーシステムがパッシブスピーカー。
つまり、これを動かすためには、
スピーカーを動かすための電流を流す「アンプ」が必要になります。
チャンネルが1つなのに2本のスピーカーケーブルで繋ぐ必要があるのは、
プラスとマイナスの電流を流すからです。
実は、(ダイナミック)スピーカーの原理
電気を流すことで磁石がコイル付きのコーンを蹴っ飛ばす仕掛けは、
エジソンが最初のフォノグラフを完成したのとほぼ同時期には特許申請されています。
それ以来現在まで主流を占めるこのダイナミックスピーカーの原理は、
基本的に変わっていないんです。
これは、ソースがアナログからデジタルになっても。驚きですよね。

対するアクティブスピーカーは、
スピーカー単体で振動板を「動かす」スピーカー。
つまり、アンプ内蔵スピーカーです。
そういう意味では、よくある小型Bluetoothスピーカーもアクティブスピーカーの一種です。
また、これまでもプロ向けの中心はアクティブスピーカーでした。
コンパクトにまとめられコストパフォーマンスがよく、
キャノン(XLR)端子で繋げば音が出るため現場では便利だったのです。

ではどうして今頃になってアクティブが流行りだしたのでしょうか。
>「アクティブ」の長所
スピーカーにアンプを内蔵するメリットは、コンポーネントとしてアンプを別に用意しなくていいこと。
もっとも逆に言うと、アンプを搭載しているので、
スピーカーの近くにアンプを駆動するための電源コンセントが必要になります。
余談ですが、家庭でサラウンドを組むときに床を延々スピーカーケーブルが這うのを嫌って
サラウンドchやサブウーファーchにワイヤレス接続を採用するスピーカーがありますが、
バッテリー駆動でもない限り電源ケーブルの接続は必要となります。
場合によってはかえって煩雑な配線を強いられることもありうるので注意が必要です。

ところで、アクティブスピーカーのもうひとつの長所は、
対コストという観点から音質的にも有利なことです。
当該スピーカーの性能を最大限生かした効率的なパワーアンプを
最初から組み合わせできるのです。
低音用には高速ハイパワーアンプ、中高域にはちょっとウォームな色っぽい音色のアンプを充てるとか、
複雑なユニット構成をデジタルで帯域分割して…
といったこともワンパッケージで可能となるのです。
老舗スピーカーメーカーの中にも、デジタルが得意な若いエンジニアは、
狙った音色を提供できるからと積極的に取り組んでいます。

さらに最近は、背面にアナログからデジタルまで様々な入力を搭載したモデルが人気。
音量やソースの切り替えを司るプリアンプの機能に加えて、
DAC(デジタル入力信号をアナログに変換して処理)回路まで搭載しているものも見受けられます。

内蔵するアンプもデジタルアンプの製品には、
ほんとうにスピーカーを駆動する直前ギリギリまで
高品質なデジタル信号のまま伝送することを謳うものもあります。

>「アクティブ」にも短所が
一方、「アクティブ」にもデメリットはあります。
まず、さきほど言ったように、近くに電源が必要だということ。
本来ならスピーカーケーブルだけ這わせれば良いところ、
信号線だけでなく設置場所の近くにコンセントも必要になります。
もっとも、信号とともに電源も送れるLANケーブル(PoE、Power-over-Ethernet)で
動作するスピーカーも設備用を中心に実用化されており、
近い将来、サラウンドスピーカーの壁内配線のあり方も変わってくることでしょう。
もうひとつは、修理の場面。
パッシブスピーカーは箱とユニットと若干の基板だけですが、
アクティブスピーカーはアンプなど重量級のメカ一式を詰んでいるため一般に重量があり、
完全に電気製品になってしまうので修理に出すときはちょっと大変かも。
>こんな人にオススメ
いまやホームシアターは、
アナログだけでなくHDMIやLAN、Wi-Fi、USBなどたくさんのソースを接続して楽しむ時代となり、
AVアンプの重要性は増しました。
一方で、寝室などでライトな2chTVシアターを組む、
あるいはインテリア性の観点からできるだけ箱形のコンポーネントの数を
少なくしたいというご家庭もあるでしょう。
そんなとき、操作性をぎゅっと凝縮し、コンパクトかつ効率的な投資で、
アンプとの組み合わせに悩まされることなく、
圧倒的なパフォーマンスを見せるアクティブスピーカーは、
デジタル時代の救世主ないしインテリアを重視する人にはオススメの選択肢と言えるでしょう。
アクティブスピーカーです。
普通のスピーカーとどう違うのか、
またメリットデメリットについて解説していきます。
>そもそも「アクティブ」って?
アクティブスピーカーとはどんなスピーカーのことでしょうか?
反対語は、パッシブスピーカー。
ますますわからないですよね。
電流を流して磁石とコイルの反発力で円錐型(コーンタイプ)の板を振動させることで
空気の波(音波)を発生するスピーカーユニットと、
それを固定する箱形のキャビネット(エンクロージャー)で構成される
従来型のスピーカーシステムがパッシブスピーカー。
つまり、これを動かすためには、
スピーカーを動かすための電流を流す「アンプ」が必要になります。
チャンネルが1つなのに2本のスピーカーケーブルで繋ぐ必要があるのは、
プラスとマイナスの電流を流すからです。
実は、(ダイナミック)スピーカーの原理
電気を流すことで磁石がコイル付きのコーンを蹴っ飛ばす仕掛けは、
エジソンが最初のフォノグラフを完成したのとほぼ同時期には特許申請されています。
それ以来現在まで主流を占めるこのダイナミックスピーカーの原理は、
基本的に変わっていないんです。
これは、ソースがアナログからデジタルになっても。驚きですよね。
対するアクティブスピーカーは、
スピーカー単体で振動板を「動かす」スピーカー。
つまり、アンプ内蔵スピーカーです。
そういう意味では、よくある小型Bluetoothスピーカーもアクティブスピーカーの一種です。
また、これまでもプロ向けの中心はアクティブスピーカーでした。
コンパクトにまとめられコストパフォーマンスがよく、
キャノン(XLR)端子で繋げば音が出るため現場では便利だったのです。
ではどうして今頃になってアクティブが流行りだしたのでしょうか。
>「アクティブ」の長所
スピーカーにアンプを内蔵するメリットは、コンポーネントとしてアンプを別に用意しなくていいこと。
もっとも逆に言うと、アンプを搭載しているので、
スピーカーの近くにアンプを駆動するための電源コンセントが必要になります。
余談ですが、家庭でサラウンドを組むときに床を延々スピーカーケーブルが這うのを嫌って
サラウンドchやサブウーファーchにワイヤレス接続を採用するスピーカーがありますが、
バッテリー駆動でもない限り電源ケーブルの接続は必要となります。
場合によってはかえって煩雑な配線を強いられることもありうるので注意が必要です。
ところで、アクティブスピーカーのもうひとつの長所は、
対コストという観点から音質的にも有利なことです。
当該スピーカーの性能を最大限生かした効率的なパワーアンプを
最初から組み合わせできるのです。
低音用には高速ハイパワーアンプ、中高域にはちょっとウォームな色っぽい音色のアンプを充てるとか、
複雑なユニット構成をデジタルで帯域分割して…
といったこともワンパッケージで可能となるのです。
老舗スピーカーメーカーの中にも、デジタルが得意な若いエンジニアは、
狙った音色を提供できるからと積極的に取り組んでいます。
さらに最近は、背面にアナログからデジタルまで様々な入力を搭載したモデルが人気。
音量やソースの切り替えを司るプリアンプの機能に加えて、
DAC(デジタル入力信号をアナログに変換して処理)回路まで搭載しているものも見受けられます。
内蔵するアンプもデジタルアンプの製品には、
ほんとうにスピーカーを駆動する直前ギリギリまで
高品質なデジタル信号のまま伝送することを謳うものもあります。
>「アクティブ」にも短所が
一方、「アクティブ」にもデメリットはあります。
まず、さきほど言ったように、近くに電源が必要だということ。
本来ならスピーカーケーブルだけ這わせれば良いところ、
信号線だけでなく設置場所の近くにコンセントも必要になります。
もっとも、信号とともに電源も送れるLANケーブル(PoE、Power-over-Ethernet)で
動作するスピーカーも設備用を中心に実用化されており、
近い将来、サラウンドスピーカーの壁内配線のあり方も変わってくることでしょう。
もうひとつは、修理の場面。
パッシブスピーカーは箱とユニットと若干の基板だけですが、
アクティブスピーカーはアンプなど重量級のメカ一式を詰んでいるため一般に重量があり、
完全に電気製品になってしまうので修理に出すときはちょっと大変かも。
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デジタル時代の救世主ないしインテリアを重視する人にはオススメの選択肢と言えるでしょう。
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