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ネットワークプレーヤー&ステレオアンプ マランツ「MODEL 40n」
ハイレスポンス&高解像の最新サウンドをリビングで!
MODEL 40n どんな使い方を想定されているのでしょうか?
20万円台半ばならミドルクラスAVアンプが買える予算です。

サラウンドスピーカーなど「スピーカーをできるだけ置きたくない」という方。
USB DAC機能がないことから「PCレスですっきりまとめたい」方。
あれこれ機材を繋がずとも「ネットワーク系のデジタルソースは一通り楽しめ」て、
質感もいいものが欲しい方……そうすると、
手軽にリビングでいい音を楽しみたいマニアではないオシャレな若いご夫婦がイメージされます。
聴いているソースの中心はストリーミングの映像&音楽コンテンツ、
ジャンルはJ-POPやK-POPあたりでしょうか (タイプAとします)

一方で既に自室で長らくオーディオを楽しまれてきたベテランユーザーの中にも、
購入を検討されている方がおられるのではないでしょうか。
ストリーミングを中心とした映像と音の多彩なデジタルソースを楽しみたいけれど、
PCを使うUSB DACはちょっと敷居が高い、
すでにお気に入りのスピーカーやプレーヤーはあるがデジタルプレーヤーの追加にあわせて年期のあるアンプも代えたい等など。
……CDも聴くけれど今後増やしたいソースは配信やテレビのながら聴き。
ふだん聴いている音楽ジャンルの中心はクラシックやJAZZヴォーカルあたり (タイプBとします)

(タイプA) オシャレにすっきりリビングでいい音をまとめたい若夫婦。
(タイプB) お気に入りのスピーカーやプレーヤーを生かしてネットワークプレーヤーを追加しアンプを最新に入れ換えたいベテラン。
2方向を見据えて書き進めたいと思います。

[特徴]

●製品のポイント

・最新のネットワークプレーヤー内蔵プリメインアンプ
・同軸/光&HDMI ARCでテレビも手軽に高音質
・ピュアオーディオ仕込みの大型電源、100W×2(4Ω)パワーアンプ搭載
・リビング使いでもインテリアに馴染む上質なデザイン
・独自アプリ「HEOS」によるお手軽操作

●使ってみたら凄かった

・腰の落ち着いた高解像&クリアーなステレオサウンド
・最近の超高速POPSからアコースティック系まで幅広いジャンル対応
・低ノイズで解像感高いネットワークプレーヤー 
・結構楽しめる高SNのアナログ
・16.7kgのがっちりした筐体 上品なシャンパンカラーにフィボナッチ数列 ライティングLEDのデザイン 金属製の重量感ある上質なリモコン

●こんな人には別モデルの方がいいかも

・映画を中心に楽しみたい
 →同価格帯以上のAVアンプを

・USB DAC機能が欲しい
 →USBはメモリ再生のみ アンプは既存のものを活用しUSB DAC機能付きネットワークプレーヤーに予算を


>デザイン リビングに露出してもインテリアに馴染ませやすい

張り出したフロントパネルの両脇から仄かに光るライティングLEDがフィボナッチ関数を想像させるメッシュ柄に陰影を作ります。

中心に据えられているのはマランツ伝統の円形ディスプレイ。
操作内容につれて入力 音量その下に入力信号フォーマットが表示されたりします。
年配マニア層からは「文字が小さい」との意見がありそうですが有機ELの表示解像度が高いので「PCM:48kHz」など
細かい文字もきちんと読み取れます。



各ツマミは比較的硬めのクリック ノブの回転も重めで上質感あり。
左端が入力セレクターで右端がボリュウムです。
左の電源ボタンと対称にある右の穴がヘッドフォン出力です。


>基本音質 同軸デジタルの音 ビシッと決まる定位とスピード感

ソニーのUHD BDプレーヤー「UBP-X800M2」を繋ぎ同軸デジタルの音を聴いてみます。
スピーカーはKEF Reference5 SOURCE DIRECT「ON」

一聴して分かるのはビシッと決まるファントム定位(左右のスピーカーの中央に音像が定位すること)
人の声は正面に小さく絞られた口の位置に正確に再現されるイメージです。

ちょっと神経質かと思うほど正確ですが音質自体は、
硬質な鉛筆で描いたように線が細く耳に刺さるようなものではありません。
低域もひとたび入るとズーンと延びがいい。
量感重視の往年の大口径ウーファースピーカーよりもスピード感ある現代型スピーカーに合うのは間違いないと思います。



天板を開けたところ左に大型のトロイダルトランス、
右側がパワーアンプ部で大型ヒートシンクと繋がる。

前回レビューしたCDレシーバー M-CR612のような中低域ふっくら高域キラリの往年マランツサウンドとは違った、
スピード感と繊細感を前面に押し出したサウンド。
往年のオーディオを聞き慣れた方、
大型コーン紙ウーファーをお使いの方にはふくよかさが物足りない印象かも知れませんが、
音が薄いのではなく正確に細かい情報まですくい取っている印象です。

以上はマランツおなじみのデジタルフィルターを初期設定のままの「Filter1」にした場合の印象です。
往年のオーディオに耳慣れた人は「Filter2」の方がいくぶん落ち着くかも知れません。
誤解を恐れずに言えばシンプルな回路の真空管アンプのようにカラッとした瞬発力の魅力があります。



デジタルフルターはリモコン「SETUP」>「AUDIO」から切り替えます。

解像度が高いのにノイズは掘り起こすことなくきちんと抑えられています(SNがよい)
これはアナログソースを聴いても印象が同様なので分かります。

アナログレコードプレーヤー(LINN LP12)で大貫妙子「SIGNIFIE」を聴くとアナログであることを忘れるほど静か。
SNの良さを感じさせます。
また左右のチャンネルセパレーションもクッキリはっきりしています。
凝ったアレンジまで詳らかにしてくれ節々に入るアコースティック楽器のアクセント、
キラリと光るシンセ 抑揚もダイナミック。
中低域は速く低いところまでぐーんと伸びているイメージです。
レコードに量感や温かみを求める人にはもしかするとあっさり淡々としているように聞こえるかも知れません。



デジタル信号はロックしないと「unlocked」AACなど受け付けない信号では「unsupported」と表示が出ます。


>ネットワーク再生 抜群のSN 鮮明な音像と立体感

宅内有線LANに接続し有線ネットワーク再生をしてみます。
もちろんWi-Fi接続もできますが「設定」からWi-FiとBluetooth機能を停止することができローノイズが期待できます。





Wi-Fi」「Off」「Bluetooth」「Off」に。
Network全体をOFFにすると再生アプリ「HEOS」も使えなくなるので注意。

特にこだわりがなければ「HEOS」アプリを使うことで宅内NASからストリーミング、
ネットワークラジオまで全く問題なく快適に操作できると思います。
またAirPlay2対応によりAppleMusicもすぐ楽しめます。

肝心のサウンドですがまず気づくのはここでも抜群のSN、
音の配置がひとつひとつ指させるほど細かいアレンジが鮮明なこと。

映画音楽のようなオーケストラサウンドAlbert Guinovart「Piano Concerto No1」は、
ホールトーン豊かに立体的に描かれ映画との相性が良さそうな予感。
YOASOBI「アイドル」のような打ち込み系POPSやBABYMETALのようなメタル系の連射感も爽快。
かと思えば「Calrole King Tribute」のようなアコースティックサウンドもヴォーカルが前に出て、
金管楽器やハイハットは時折キラリ ベースももっさりすることなくよく伸びています。
プログレッシブロックYES「Roundabout」やピアノとドラムスのJAZZ上原ひろみトリオ「Move」も、
とくに中低域が混濁することなく見通し良好。
以上はいずれもflacファイルですがDSD64大貫妙子「PURISSIMA」も硬質になることなくふわりとした雰囲気で描きあげました。
いずれもキレはあるのにキツい音にならないのが良いですね。



Apple Music「HEOS」アプリによるNAS再生 Amazon musicなど簡単高音質


>AV再生にも挑戦 同軸に劣らぬクオリティー

最後にHDMIの音を聴いてみます。
HDMIは1系統でARC機能を持つTV等と接続します。
その際はTV側の音声設定は「リニアPCM」「2ch」にするのをお忘れなく。
ここではHDMI ARC端子にTV代わりのプロジェクター(LG HU85LS)を繋ぎプレーヤーとして動作させます。

HU85LS内蔵アプリでAmazon Prime Videoを視聴。
ドキュメンタリー『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』アニメ『推しの子』では、
ダイアローグがクリアでセンターにビシッと定位 背景の細かい音まですくい取り立体的に描こうとする印象は、
同軸入力やネットワーク再生と同様です。
ただ、Amazon Primeのソース自体のクオリティが高くないからでしょう。
同軸やネットワーク再生のときより音が丸まって甘く聞こえ、
せっかくのMODEL40nの長所であるところのスピード感が損なわれてしまっています。
それは『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』『ブルース・ブラザーズ』など音楽がゴキゲンな映画で顕著でした。

こんどは宅内NASからHU85LSで音楽ファイルを再生。
これならソース自体はMODEL 40n本体でネットワーク再生した場合と同じなのでHDMI入力のクオリティーは分かるはず。
トランペットとオーケストラの室内楽Alison Balsom「Cntata No.147」
ジャズヴォーカルEdda Magnason「Monica Z」
プログレッシブロックYes「Roundabout」などいろいろ聴きましたが、
40n内蔵プレーヤーにもちろん叶わないものの、
同軸入力と遜色ない処理がHDMI信号に対しても行われているであろうことが確認できました。



同軸 光 HDMI LANのほか、
アナログレコードなど従来のステレオソースも。
USBはAのみでBはなしパワーアンプ入力でAVアンプとの共存も可能。


>まとめ 超現代的ネットワークプレーヤー&アンプ

最新のステレオプリメインアンプとしての完成度がまず素晴らしい。
びたっとするファントム定位 細かい音まで詳らかにする解像感により、
体の左右にまで回り込むような立体感を生み出し作品アレンジの意図まで伝わります。

同時にネットワークオーディオ再生の素晴らしさに感銘を受けました。
SNと解像感が抜群でそれぞれの音色や音の配置も明瞭。
かといって神経質に過ぎることもありません。
NASの再生からApple Musicといった配信まで今のオーディオの到達点を明らかにしてくれていると言えるでしょう。

HDMI ARC入力付きの意図は分かりますし同軸入力と同等のクオリティーが与えられていることが確認できますが、
やはりテレビと繋ぐしかないなどARCの活用には限界があります。
もしHDMI接続メインならAVアンプを選ぶか同軸デジタルでの接続をオススメします。

(タイプA)の方へ。
上質でシンプルなインテリアとともにサウンドシステムもシンプルかつ高品位なもので整えたい、
聴くジャンルはPOPSなど現代的なもの中心だがアコースティック楽器もエモーショナルに聴きたい、
ソースの中心はネットワークオーディオで普段使いのTVも高品位に聴きたいというユーザーにイチオシです。

さらに(タイプB)の方にも。
デジタルに一歩踏み出したい往年のオーディオファンにとってもわかりやすい操作感、
USB DACのような煩わしさがなく「HEOS」アプリも直感的に使えるので、
従来のアンプの延長で扱える親しみやすさがあり、
最先端オーディオのスピード感と解像感あるサウンドに足を踏み入れたいという向きにもオススメです。

完成度も高く上質なネットワークプレーヤー&プリメインアンプ MODEL 40n。
できるだけこれ一台で完結させたい向きには価格以上のコストパフォーマンスを発揮してます。



金属製のマット仕上げで重量感もある上質なリモコン。
文字が小さいので分かりにくいが十字キーを中心としたボタン配置はオーソドックスで覚えやすい。
十字キー右下「SETUP」から各種設定に入る。

MODEL 40n [N:シルバーゴールド] marantz [マランツ] プリメインアンプ 下取り査定額20%アップ実施中!

通常価格:¥314,600 税込
¥236,379 税込
商品コード: MODEL40NN
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