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10世代に渡る大ベストセラー

Marantz NRシリーズをオススメモデルと共に振り返る
皆様こんにちは!

アバック中古WEBショップ小宮です。

 

2022年冬、marantz社より発売されたCINEMAシリーズはmarantAVアンプの1つの時代の節目となりました。


それまでのAV、SR、NRの名称に終わりを迎えた訳ですが、中でも薄型NRシリーズのAVアンプ業界への貢献度は計り知れないものがあります。

今回はmarantz NRシリーズを振り返ると共に各機の仕様のポイントと中古でのオススメモデルをご紹介致します。

 

NRシリーズは2009年、「NR1501」でスタート。当時は薄型のみが特徴であり、多機能という程ではありませんでした。

しかしその上位モデルとして「NR1601」が発売された事からこのNRシリーズの躍進が始まります。
NRシリーズの方向性を確立させたのは「NR1602」でした。

「7ch内蔵アンプ」「バイアンプ駆動」「大型トランス電源」「ディスクリート構成」とNRシリーズとしての基礎設計を確立しながらAirPlayや外付けながらBluetooth接続など最新のデジタル規格にも対応。拡張性やオーディオシステムとの親和性の為フロントプリアウトを搭載するなど機能的な強化を図っていきました。

最新規格にいち早く対応し、フルサイズに負けない機能性を持ち、設置場所を選ばないコンパクトボディ。その中での音質の最大化を図る。
それがmarantzNRシリーズの設計ポリシーになっていきます。
 

そして「NR1603」ではネットワークオーディオ機能に対応。アプリケーションを使ってのNASからのハイレゾ再生などにも対応し、オーディオとしての機能性も向上しました。

「NR1604」ではD/A変換機構を再構築。チップもTI社の新たなDACを採用するなどブラッシュアップに努めます。

「NR1605」ではHDMI2.0採用により一部の4K信号の伝送に対応。またネットワークオーディオ機能もDSDの再生にも対応しました。

AVアンプ初心者にもセッティングに困らない視覚的なガイドである「セットアップアシスタント」機能の搭載もありました。
そして「NR1606」で新時代に突入。
DolbyAtmos、DTS:X、4K/HDRと今やAVアンプ3種の神器とも言える現代のスタンダードとなる各規格に対応。これ以降のモデルは4K時代に安心して使用出来る盤石な人気シリーズとなりました。

「NR1607」では初期段階よりDTS:Xに完全対応し発売されました。

「NR1608」ではDACチップがTI社から当時ESSと並び高い評価を得ていた「旭化成」製【AK4458VN】を搭載。当時このクラスのモデルでとんでもないパーツを搭載したなと驚いた事を覚えています。そしてそれは音質にも大きな影響を与えました。数年前のフル~ミドルサイズのアンプを蹴散らすような鮮烈なサウンドと共にコンパクトAVアンプの絶対王者が誕生しました。
いわばやりきったと言える「NR1608」ですが、「NR1609」では新規格の狭間という事もあり、大幅なオーディオ的ブラッシュアップが図られます。メガヒットモデルへのご褒美とばかりにコンデンサ類をメインにオーディオ的チューニングが図られ「NR1609」はチューンドモデルのようなHiFi特性の向上がなされています。明らかな音の密度感と静寂性には驚きました。

ここで「NR1600」のネーミングから「NR1710」にチェンジ。
それに合わせてアナログとデジタルの電源を別に用意するなど、相変わらずコンパクトAVアンプとは思えないHiFiなビルディングを行います。

 そしてNRシリーズ最後となる「NR1711」

一部のHDMI入力と出力に8K対応、BS4K/8Kの音声へのネイティブ対応も果たし「NR1710」からオーディオ的ブラッシュアップを更に突き詰めHDMI2.1の時代に対応し、NRシリーズのラストとなりました。
如何でしたでしょうか。

MarantzのコンパクトAVアンプは今後も名機を生み出し続けるでしょう。
HDMI出力が1系統で問題ないユーザーであれば、
リビングシアターにもオーディオシステムへの追加でも、何より最初の1台に最適なAVアンプでしょう。

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