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製品インプレッション AVアンプ
最良の価値。DENON AVR-X4200W DENON AVR-X4200W
今年いちはやくAVR-X7200WでDTS:Xへのバージョンアップを表明したデノンは、その後も10万円を切る最エントリーモデルからDTS:X対応モデルを積極的にリリース。
今回、ボリュウムゾーンであるAVR-X4200Wで「全部入り」のベストバリューを発売した。

今回のAVR-X4200Wのキーワードは「クラスを越えて頂点を目指す」。ミドルレンジの価格でありながら、中身はフラッグシップAVR-X7200WAに迫る内容だ。

まず注目は、7chディスクリート構成のパワーアンプ。従来は9chパワーアンプ搭載のトップエンドモデルでのみ採用していた15,000μF大容量タイプのブロックコンデンサーを採用するなど、エネルギー感を向上させた。

AVアンプの様々な処理を担う心臓部にも、AVR-X7200WAと同様のアナログデバイセズ32bitフローティングポイントDSPを4つ採用。デコード処理の負担が大きいドルビーアトモス/DTS:Xと自動音場補正「AudysseyMultEQ XT32」の同時動作にも余裕を持って対応する。また、9.2chのプロセッシングに対応するので、7chの内蔵アンプを使った5.1.2ch再生に加え、パワーアンプを追加することで5.1.4、7.1.2の再生も可能。アトモス再生にフレキシブルに対応できる(外部アンプをフロント2chに割り当てることも可能)。

基本音質向上策にも注目だ。第一に挙げられるのは、デジタル回路のノイズ対策。ハイスピードSMPS(スイッチングモードパワーサプライ)を採用することで、発生するノイズを90kHzから130kHzというオーディオ帯域外へシフトさせることに成功した。S/Nが改善しただけでなく、高い空間表現やクッキリとした音の再現力を向上させたという。併せてDACもグレードアップ。AVR-X7200WAで採用したものと同系列の32bitタイプを新たに採用。更にDAC専用基盤に搭載し周辺回路を作りこむことで、解像度や繊細な表現力のアップを果たした。もちろん、デノンの得意とするデジタル信号をアナログ波形に近づける技術「AL 24 Processing Plus」も搭載している。こうした対策は、立体音場のニュアンスだけでなく、DSD2.8MHzなどのハイレゾ音声ファイルの再生力も向上させた。

もちろん、来たるべき4K時代への対応も万全。8入力 /3出力のHDMI端子は、デュアル出力およびマルチゾーン再生が可能で、すべての端子がHDCP2.2やHDRに対応。ビデオコンバージョン機能も搭載するなど、最高のCPを誇る全部入りモデルと言えよう。

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