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製品インプレッション AVアンプ
ポートホールは入力と音量を表示。marantz SR7010 marantz SR7010
マランツは、今年1月にHi-Fiグレードアンプを搭載した初めてのAVプリアンプとして フラッグシップモデルAV8802Aを発売。ドルビーアトモスとDTS:Xにも対応し、好評を博している。
それに続き年末には、その技術を踏襲した一体型最上位モデルSR7010をリリースした。

SR7010は、ドルビーアトモスおよびDTS:X(バージョンアップ)に余裕を持って対応するため、アナログ・デバイセズ社製の32bitフローティングポイントDSPを搭載。11.2chのプロセッシングが可能で、内蔵する9chパワーアンプを使った5.2.4構成はもちろん、外部パワーアンプを2ch分追加しての7.1.4あるいは9.1.2再生も実現した(プリ出力としては13.2ch分を装備)。

もちろん、Ultra HD Blu-rayによる4K時代に備えてHDR(High Dynamic Range)やBT.2020といった規格もクリアー。8入力/3出力すべてのHDMI端子がHDCP2.2に対応する。

しかし何より注目なのは、プリアンプ部に独自のフルディスクリートアンプモジュール「HDAM(Hyper Dynamic Amplifier Module) SA2」による電流帰還型回路を採用したこと。汎用オペアンプを使用した場合の実に10倍にも上る高速化を実現している。

加えて、動作周波数を3倍にすることでノイズをオーディオ帯域外に押しやる「ローノイズSMPS」と呼ぶスイッチングノイズ除去技術や、導電性ポリマーコンデンサーを採用するなど、マランツが、プリメインアンプやCDプレーヤー、単体のネットワークオーディオプレーヤーの開発を通じて編み出してきた独自のノイズ低減技術を組み合わせることで、クラスを凌駕する高音質に仕上げている。

したがって映画再生はもちろん、とくに他のステレオコンポーネントに引けを取らない音楽再生をAVアンプにも求める人は、ぜひそのハイファイサウンドを聴いて欲しい。ネットワーク上およびUSBメモリ内のDSD2.8MHzを含めたハイレゾファイル再生においても、旭化成の最新32bitDACの高い解像力と相まって魅力的なはずである。

そして、マランツブランドのアイコンであるポートホール・ディスプレイを今回も搭載。ハイスピード、ローノイズでワイドレンジな現代型ハイレゾサウンドをベースとしつつ、マランツ7などの名機を世に送り出してきたオーディオのプレミアムブランドならではのそのパフォーマンスと意匠は、ブランド創立60年を越えた今も健在だ。

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