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製品インプレッション AVアンプ&イネーブルドスピーカー
正攻法に徹す。ONKYO TX-RZ800/D-309H ONKYO TX-RZ800/D-309H
ドルビーアトモスが登場した昨年来、立体音響再生の裾野を広げる取り組みを総合的に進めてきたオンキヨー。低価格のAVセンターからアトモスに対応するとともに、イネーブルドスピーカーをいち早く市場投入したが、今年は中級ラインを充実させた。

まず注目は、ミドルクラスのAVアンプTX-RZ800だ。ドルビーアトモスに加えてDTS:X(バージョンアップ)へ対応。7chパワーアンプを搭載し、心臓部にはシーラスロジック32bitのクアッドコアDSPを充てる。また、旭化成384kHz/32bit新世代DACが、あらゆるデジタルソースの高品位再生を実現した。

ローパスフィルターを使わずにデジタルの残留ノイズを除去する特許技術VLSCや、負帰還を抑えても低歪・効率化を図れる3段インバーテッドダーリントン出力段など、同社伝統のオーディオ技術も盛り込んだ上で、部品の選択とチューニングを加えており、DSD5.6MHzを含めたハイレゾ再生への対応も万全である。

もちろん、4K時代に備えてHDRやBT.2020(パススルー)といった規格もクリアー。THX Select 2 Plus準拠は、来たるべきスター・ウォーズイヤーにもピッタリといえるだろう。

また、ドルビーイネーブルドスピーカーについては、昨年いち早く市場投入した8cm径フルレンジユニット搭載のSKH-410の上位モデルとして、このたび、10cm同軸2ウェイユニット搭載のD-309Hを発売した。

ウーファーに、不織布3層コットンとアラミド繊維のハイブリッド成形であるN-OMF振動板を採用したことにより、強靱さと量感が両立。同社は従来から時間軸ずれを防ぐTAS技術に基づき設計したユニットを開発済みであったが、今回のイネーブルド化にあたっては、直接音が耳に付きにくいよう指向特性を改良し、最適化してあるとのこと。また、ネットワークのクロスオーバー付近の位相乱れには格段の配慮が図られている。

その再生音は明瞭で、同社D309シリーズと揃うピアノブラックの仕上げとともに、高品位を約束する

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