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Interview My Hometheater ホームシアターの頂点をいくラグジュアリーな空間

Interview My Hometheater

空間を極めハイエンド機材を活かしきる
アバックが描いた至高のサウンドスケープ

歴史の街にたたずむ、一軒の豪奢なお宅。そこには、アバックのインストーラーたちのこだわりを満載したシアターがあるという。JBLのEVEREST DD66000を完璧にドライブさせる強力なシステムと、それを下支えする様々なアイデアが十全に盛り込まれたその専用ルームは、まさしくホームシアターの頂点をいくラグジュアリーな空間であった。

 

黒を基調としたシックなシアター空間。防音レベルもホームユースとしては最高のレベルといっていいだろう。実際、DD66000を鳴らし切っても、まったくといっていいほどに音漏れは感じられなかった。

 

 (取材・文:鬼塚 攻介、撮影:平蔵 伸洋)

 DD66000を中心に据えた、シックな大人の本格シアターを!

神奈川県某所。今回、この地を訪れたのは他でもない、グランド新宿店のチーフインストーラーである石橋から「私たちが一から手がけた最高のシアタールームをぜひ取材してほしい」との依頼を受けたからだ。
その豪奢なお宅は、ひなびた街並みを抜けたゆるやかな傾斜地にたたずんでいた。案内されるままにシアタールームにお邪魔すると、いきなり5本ものEVEREST DD66000が姿を見せた。しかし不思議なことに、JBLきっての巨体も、スペース全体を見回してみるとさしたる圧迫感を放つわけでもない。24畳というゆったりとしたスペースと、整然としたレイアウトのおかげか、実にすっきりとシアター内に収まっている。


「お客様からは『DD66000を中心に据えた、シックな本格シアターを!』という要望がありましたので、これをヒントに、空間レイアウトから防音施工、機材のセレクトや配線にいたるまで、私たちが一からすべてを手がけました」と石橋は言う。
完成は2008年の3月である。新築時の導入であったため、方向性は無限に考えられた。しかしスタッフのイメージは、早い段階から固まっていたようだ。「私たちの頭にあったのは、新宿店にある視聴ルーム『メカリア』です。つまり、機材のポテンシャルを前面に打ち出していくパターンですね。これをより究極のスタイルへと推し進めたような方向性が、お客様にふさわしいのではないかと思いました」と、石橋は当時を振り返る。

 

DD66000に配された2つのウーファーはそれぞれ異なる帯域を持つ。そのため、センタースピーカーに用いる場合には、チューニングが必要だ。アバックではジャンパー接続の際に、波形モニターを使ってこれを調整している。

一方、機材のセレクトを担当したのは、石橋と長年コンビを組んできたグランド新宿店の松本である。「音響面では、DD66000を完全にドライブさせるだけの能力のある機材で構成することでした。マルチソースでもピュアでもこのスピーカーを鳴らし切るためには、やはりそれにふさわしい駆動力が必要ですから」。そんな考え方から松本が選んだ機材は、結果的にかなり強烈な布陣となった。

 


(写真左)国内ではなかなかお目にかかれないシュナイダー社製のアナモフィックレンズと、VPL-VW200。そういえばソニーを取材した際には、同機とアナモフィックレンズの相性の良さをメーカースタッフがアピールすることも度々あった。
(写真右)ラックにはハイエンド機がズラリと並ぶ。クレルのパワーアンプを5台は、すべてのDD66000を個別にドライブさせる狙いで、設置。CDプレーヤーには、dCSの製品をラインナップしている。トランスポートやDAC、アップサンプラーなどをすべてセパレーションさせているだけあって、音信号の純度の高さは感動モノ。

ハイレベルな防音施工はもちろん、音響反射も緻密に計算

最初に注目すべきは、音響パートにクレルのラインナップを惜しみなく投入したことだろう。まずプリアンプには、同社のエボリューション202Bを採用。さらにパワーアンプにも5台のエボリューション600Bをセットアップし、DD66000を個別にドライブさせる構成をとってきた。またAVセンターには、ハイエンドシアターの王道をゆくデノンAVP-A1HDK。BDプレーヤーにも、手堅く同社の名機DVD-A1UDKを据えている。これだけでもすこぶるゴージャスだが、SACDの再生専用にエソテリックのUX1PI0を持ってきたりと、とにかく底の深さが尋常ではない。極めつけは、CDプレーヤーに割り当てたdCS スカルラッティの一群だろう。トランスポートやDAC等々、信号処理のステージに応じて完璧に筐体を切り分けた同社の哲学は、純度の高い音像にも現れている。


もともとアバックのイベントの常連でもあったオーナーは、映像にも並々ならぬこだわりを持つ。そこで松本らは、国内での導入事例の少ないシュナイダー製のアナモフィックレンズCDA1.33Xを採用。レンズを装着した際の投射距離から逆算した上で、キセノンによる色再現の豊かさを狙って、プロジェクターにはソニーのVPL-VW200をセレクトした。
もちろん、機材を見ただけでは、このシアターの凄さを本当に知ることはできない。「問題は『ハコ創りを含め、お客様にあったハイエンドな空間をどのように生み出すか』でした」。石橋がそう語るように、スタッフのこだわりは部屋のすみずみにまで抜かりなく施されている。

音響反射を計算して巧みに角度をつけた吹き抜けの天井。照明については室内を9つのゾーンに分けて、ルートロンQSシリーズでコントロールする仕組みだ。


たとえば、吹き抜けの天井は音の反射に配慮し、コンサートホールさながらにジグザグ状に傾斜角をつけた。一方で防音施工もホームユースでは最高といっていいレベルに設定。これらについては、経験豊富な一級建築士の関口に初期段階から参加を要請し、万全を万全を期した。また、石橋のアイデアでシアター側面には移動式の反射板を取り付け、好みに応じて調整を行えるようにした。「通常であれば、部屋の反射を考えながら吸音板を設置するわけですよね。ですがここではスピーカーの能力を考え、音がまず飽和しないように、まず吸う方から始めたんですね。つまり、あえて反射板をスパイスとして用いる考え方です」。
電源周りの強化も見逃せないポイントだ。「これだけの機材を安定的に駆動するためには、強力な電源が必要です」と松本。こうした観点から「出水電機製の12回路オーディオ電源と、シアターファンの憧れである自家用の柱状トランスを設置」したという。

ハイエンド機材の能力を安定的に支えるのは、出水電機12回路オーディオ電源と自家用柱状トランス。これもシアターファン垂涎の機材といえるだろう。

「DD66000を中心に据えた、シックな本格シアターを!」。一見、シンプルなオーダーではある。しかし、それはインストーラーたちのイマージネーションを大いに高揚させる力をはらんでいた。石橋と松本が口をそろえて「今まで手がけた最高のシアターのひとつ」と語るその空間は、扉を開けた瞬間から、確かにただならぬオーラを放っていた。

 

アバック担当からの一言 石橋 栄智グランドアバック新宿店 チーフインストーラー 石橋 栄智
この規模になると自分の力だけではどうしようもない、このホームシアターを完成させるために本当に数多く専門の人間がかかわっている、まずその方々に感謝したい。そして何よりもこんなすばらしい機会を与えてくださったオーナー様に感謝いたします。
石橋 栄智グランドアバック新宿店 主 任 松本 弘典
今回のシアタールームは、Grandアバック新宿店が誇る最強のインストーラーチームの総力を結集した究極シアター。お客様の中で眠っていたオーディオ魂も復活させてしまうほどの出来上がりとなりました。お部屋から機材までトータルで対応が可能なGrandアバック新宿店ならではの、完成度の高いシアタールームだと自負しております!
石橋 栄智グランドアバック新宿店 関口 彰洋
設計に当たり、オーナー様には全幅の信頼を寄せていただきましたので、自由にアイデアを出すことができ、さらにそれを具体化することが出来ました。私にとっても思い出深いホームシアターとなりましたが、これからはオーナー様にたくさんの思い出を作っていただきたいと思います。

 

機材リスト
プロジェクター ソニー VPL-VW200
スクリーン スチュアート SN100MP160CA12B
(160インチシネスコ)
BDプレーヤー デノン DVD-A1UDK
BDレコーダー パナソニック DMR-BW800
DVDプレーヤー エソテリック UX1PI0
HD-DVDプレーヤー 東芝 HDXA2
CDプレーヤー dCS スカルラッティ トランスポート
D/Aコンバーター、マスタークロック、
アップサンプラー
AVセンターアンプ デノン AVPA1HDK
オーディオプリアンプ クレル エボリューション202B
(サラウンドの場合、ボリュームスルー使用)
パワーアンプ(DD66000用) クレル エボリューション600B×5台
パワーアンプ(4304用) クレル エボリューションS1500B×1台
スピーカー(フロント) JBL EVEREST DD66000×3本
サラウンドスピーカー(5.1ch時) JBL EVEREST DD66000×2本
サラウンドスピーカー(7.1ch時) JBL 4304×2本、TD725SW×2本
アナモフィックレンズ シュナイダー CDA1.33X
電源 出水電機 12回路オーディオ電源+自家用柱状トランス
照明 ルートロン QSシリーズ
集中リモコン マランツ RC9001

 

お問い合わせ:アバックGrand新宿店
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