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製品インプレッション AVプリアンプ
インストールの才気とプレミア技術が融合音彩刻印
ヨッ、待ってました!個人的にも絶対の信頼を置くインテグラから、パワーアンプ一体型AVレシーバーRX-R1、プリアンプ仕様のAVコントローラーDRC-R1が全貌を現した。音楽再生から最新オブジェクトオーディオに至るまで、多幸感に満ちた音彩再現は必聴であり、才気と技術の見事な融合を聴取されたい。
サラウンド・ジャンキー垂涎!
映画との相性が抜群

これまで歴代AVコントローラー(DHCシリーズ)を使用してきたが、両機の圧倒的な情報量と密度、高次元の分解能と明瞭度、揺るぎないダイナミックレンジに支えられた実力は、期待を遥かに凌ぐものだ。なかでも映画との相性が抜群で、再生されるシネマティック・ユニバースは確実な進化を遂げたと断言できよう。

99年に北米カスタムインストレーションブランドとして誕生したインテグラだが、海外での高評価と信頼度は追随を許さず、世界市場を席巻している。2003年国内導入以降、カスタムインストール業界を牽引してきたが、オンキヨーとパイオニアの技術提携によりさらなるプレミア感を身にまとった印象がある。

精悍な面構えの両機とも11.2ch再生対応。ドルビーアトモス、DTS:Xにおける最大7.2.4再生が可能だ。DRX-R1は11chアンプを内蔵し、単体での11.2ch再生を実現。クラスDパワーアンプ「ハイブリット・ハイカレントデジタルアンプ」による高効率、ハイスピード駆動、ダイナミックな出力特性によって1音1音が精密に浮き彫りにされる。また低負荷駆動(4Ωで最大出力340W×11ch)の安定度も目覚ましく、技術提携のDNAを宿した新生インテグラの誕生をここに喜びたい。

DRC-R1ではバランス/アンバランスともに11.2chプリ出力端子を搭載。11.2chバランス・プリ出力搭載AVコントローラーは、国内では本機とヤマハCX-A5100の2機種となり、より高次元の再生を求めるユーザーの選択肢を広めた点も評価したい。自宅にDRC-R1を導入し、思いも寄らぬ音彩空間が明らかとなる凄みに驚かされる毎日だ。またDHC-80.6で非対応だったDTS:Xへの対応も、サラウンド・ジャンキー垂涎のプレゼントとなる。

2モデルの全13chには、旭化成エレクトロニクス製384kHz/32bit 精度のAK4458、 AK4490プレミアムDAC が列座する。加えてオンキヨーが培ってきた独自フィルター回路「VLSC」も全chを網羅し、徹底した高周波ノイズ除去を実現した点にも注目されたい。とりわけオブジェクトオーディオ再生において、2モデルの実力を最大限に開花させる肝となる技術だ。









カスタムインストールに強み。
加えて音彩表現が魅力

7.2.4再生は曖昧さと無縁だ。オブジェクトは的確に点在し、激しい移動やパンニングによる軌跡も明快。ミニマルな音彩も針の先に触れるかのように刻印される。ドルビーサラウンド、DTS Neural:Xによる音場空間の構築精度も著しい。イネーブルドスピーカー・ユーザーには音場最適化技術「AccuReflex」も注目となるはずだ。音場調整技術「AccuEQ Room Calibration」の調整項目と調整時間も伸長され、さらに精度が高められている。

HDMI入力は8系統(5系統が4K/HDCP 2.2準拠)。出力2系統も4K/60pとHDR映像のパススルーに対応する。カスタムインストレーション向けの仕様として、RS232とEthernetからのコントロールに対応。Zone機能はもちろん、HDMI信号を非圧縮で長距離伝送可能なHD Base Tの装備も見逃せない。

LAN/USB経由では、リニアPCM 192kHz/24bit、DSD 11.2MHzまでの再生をサポート。DSDのネイティブ再生を行なう「DSD DAC Direct」機能を搭載する。

他社製品と一線を画す魅力を披露してくれる待望のニューフェイス、インテグラDRXR1とDRC-R1。まさに心躍らせる逸品の登場である。

integra DRX-R1

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