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ECLIPSE TD in アバック横浜店 富士通テンといえば、トヨタ自動車とも関わりの深い大手のカーオーディオ・ブランド「ECLIPSE」が有名ですが、 「ECLIPSE TD」ブランドでホームオーディオにも複数のラインナップを有しています。そのクオリティの高いサウンドは業界での注目度も高く、存在感は日毎に増すばかり。今回はその「ECLIPSE TD」スピーカーの、神奈川地区はもとより関東〜全国でも有数の販売実績を誇るアバック横浜店の須田に、その魅力について語ってもらいました。
「そこに、あたかも演奏者が立っているような感じがします。他のスピーカーではありえない感覚です。」(アバック横浜店:須田)
タマゴ型というスピーカーでは見慣れないエンクロージャー、これもタイムドメイン理論に基づいた必然性のあるデザインです。曰く、従来のスピーカーが「低音域から高音域まで、いかにフラットに歪みなく再生するか」というテーマが商品開発の源泉になっていたのに対し、タイムドメイン理論は「空気の流れをいかに正確に再現するか?」がテーマになっています。不要な振動や反射音(=定在波)を引き起こす原因を絶つため、スピーカユニットとエンクロージャーが非接触のフローティング構造とし、更に従来のフラットな構造のエンクロージャー(スピーカーボックス)は音圧を受けて壁面が振動したり内部定在波が生じやすいので、定在波が発生し難い独自の卵型フォルムを採用しているという訳でして、その結果「そこに演奏者が立っているかの様な」リアルな音場再生を実現しているのです。
さて、その「ECLIPSE TD」の試聴が今回のテーマです。案内役は前述の須田。まずは『TD510』を用い、アバック横浜店でもお奨めしている荒谷みつるさんのアルバム「ナチュラ2」より、「Dance with me」という曲を聞いてみました。この曲はアコースティックギターのみで演奏され他の音が入っていないため、ギターの音色、質感を出すのに最適なソースとの事。ECLIPSE TDの「空気感を重視した音作り」という狙い通り、まるでギターが目の前で爪弾かれているような錯覚を覚えます。大袈裟なようですが、このリアル感は経験してみなければ分かりません。
さらに、デモ用CDソフトに収録されたドラムのソロパートのみを収録したCDを再生してみました。バスドラムのキックのスピードが心地よく、スネアドラムの音の抜け方も空気感を伝えるのには充分なレベル。空間の再現能力には目を見張るものがあります。これはメーカーの担当者に聞いた話なのですが、スタンウェイ・ピアノの調律の第一人者と言われる人が「イクリプスTDのスピーカーで聞くと、再生されているスタンウェイのピアノがアメリカ製かドイツ製か(注:スタンウェイのピアノにはアメリカ製とドイツ製の二種類があります)、その違いが分かる」と言っているらしい。我々の耳でも演奏中にピアノの長音ペダルを離した瞬間などを聞き分ける事ができるほど、微妙なニュアンスも逃しません。より「生音」に近い音が再現されている訳です。
さて、続いてはそのハイエンドモデルとなる『TD712z』を試聴。確かに「510」に比べてパワー感を感じる事はありません。しかし、スピーカーの存在感が薄れ、音の存在感が際立ったような奇妙な印象を覚えるのです。明らかにスケール感が広がり、定位がきっちりと決まり、音そのもののリアリティと空間という要素が絶妙なバランスで聞く者を圧倒し始めました。「まるでそこに居るようだ」と須田が評した通り、この空間再現能力は素晴らしいの一言に尽きます。ちなみにこの『TD712z』は海外のメディアでも絶賛されています。オーディオ界の世界的権威、日本で言えば「ステレオサウンド誌」のような存在の米「ステレオファイル」誌。その2007年1月号で『TD712z』が紹介されているのですが、これがベタ誉めの記事。アメリカのレビューは正直というかなんというか、歯に衣着せぬ物言いが魅力な訳なのですが、ここまで誉められている記事はなかなか見ることができません。
(私はアバンギャルド社の「Uno」を持っていますが)2-3ヶ月間その音を聴いていません。この状態が続くようであれば、私は代わりに富士通テンのECLIPSE TD712zと入れ替えるべきかどうか真剣に考える必要があります。TD712zはそれほど良いスピーカーです。
そして、エントリークラスとなります『TD508II』へと試聴は進みます。第一印象として気付くのは、分解能の高さ。「510」や「712z」と比べてスケール感が損なわれるのは予想していた通りですが、基本的な音のコンセプトが一致しているためやはりここでも非常にリアリティの高い音を奏でます。横浜店のスタッフは、店内でデモ用に流れていたテレビ番組の会話があまりにリアルで、一瞬お客様のご来店と間違ってしまった事もあったとか。
以上、『TD712z』『TD510』『TD508II』と視聴して参りましたが、同じコンセプト、構造、思想で設計されているだけあり、音に一貫性があると感じました。スピーカーのグレードに差はあるものの、徹底してリアリズムを追求する様は非常に素晴らしい。ECLIPSE TDが多くのミュージシャン、レコーディング・エンジニアに愛用されているのも「リアルな再現」が評価されての事なのでしょう。ちなみに、横浜店の須田も自ら音楽を演奏するミュージシャンでありまして、自身が「生」の音の良さを体験しているだけに、より一層このスピーカーに思い入れがあるようです。
〜サウンド、〜の音、と称される事の多いスピーカーブランド。これは各社とも独自の技術を有しており、その魅力は皆様ご存知の通りです。しかしこれらとは逆のベクトル、つまり、いかにスピーカーとしての個性を無くし、本来の音そのものを再現するかという発想を実践するECLIPSE TDは、スピーカーの新たな可能性を大きく広げたのではないでしょうか。貴方のオーディオ、ホームシアターを一変させる可能性を秘めたECLIPSE TDのスピーカー。是非、ご導入を検討されては如何でしょうか。
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